韓国スポーツ・シルム（韓国相撲）情報 |韓国スポーツ情報ならハナビツアー

朝鮮半島の伝統スポーツ「シルム」
シルムは朝鮮半島に古くから伝わる伝統スポーツ。日本の相撲競技に似てますが、二人の壮士（チャンサ：競技者）がお互いのサッパ（まわし）を取り、組み合った状態から投げ技を打ち合い勝敗を決めます。シルムの成り立ちについての詳しい詳細は判っていませんが、元々農耕社会の祭礼行事ではシムルのようないわゆる「力自慢」は遊戯の一つとして親しまれており、その「力自慢」に元（モンゴル）のブフ（モンゴル相撲）や清（中国）のバリス（満州相撲）などから技や組み方が伝わり、シルムへと確立されていったのではないかとされています。

五輪種目を目指す「シルム」
		日本ではまだあまり知られていないシルムですが、現在総合格闘技Ｋ－１などで活躍する総合格闘家.崔洪万：チェ・ホンマンや、日本の大相撲の幕内力士春日王など日本で活躍するシルム出身者も少なくありません。その背景にはシルム人気が以前に比べ衰えていき、プロチームも一つとなってしまった現状で、シルム選手達が海外に活躍の場を求めるようになってしまったためとされます。そんな状況を打破すべく、世界シルム連盟ではシルムを「ビーチベルトレスリング」と命名し、シルムの土俵の深い砂地に因み「砂浜でまわしを取って行う競技」をオリンピックのレスリング種目に入れようと働きかけています。

ルール			服装

試合場に円形の深い砂地の競技場が作られ、その中で5分間、3本勝負の試合を行います。日本の相撲と違い競技場の外に押し出されても負けにはならず、押し技はありません。競技場内で相手の膝から上を地につけることで勝負をつけます。			現在では上半身裸にピッタリとした半ズボンを身につけ、さらにサッパ（まわしに相当）を腰と右大腿部に巻きつけます。