菩薩が留まる韓国仏教の聖地である五台山に位置する新羅時代創建の古刹
		針葉樹林の林に囲まれた月精寺（ウォルジョンサ）は、知識を司る仏である文珠菩薩が留まっているとされる五台山（オデサン）に位置する韓国仏教の聖地で、創建は新羅時代にまでさかのぼります。新羅時代に唐での仏教留学を終え、新羅に帰国した慈蔵律師が唐の五台山（現在の山西省にある中国仏教の聖地で世界遺産にも登録）にちなみ、新羅時代に修行を行っていた地を5万の菩薩が留まる「五台山」とし、643年に月精寺を創建したとされています。建物は朝鮮戦争の際に焼失し、当時の面影を知る建物は残っていませんが、国宝の八角９階石塔の他、境内には阿弥陀仏、六手観音像、石像菩薩座像などが安置されています。

また月精寺は韓国では珍しいモミの並木があり、モミの木にはあるユニークな言い伝えが残されています。高麗時代に、ある僧侶が仏様の供え物を持ち雪道を歩いていたところ、突然そばにあった松の木から雪が落ちてきて、供え物を落としてしまいます。この様子を見ていた五台山の山神が罪を犯した松の木を山から追い出し、代わりにモミの木を繁栄させたとされています。モミの木は一柱門側で見ることができます。現在、月精寺は2008年に制定された韓国三十三観音聖地にも選定され、巡礼者も多く訪れるようになりました。また一般信者の仏教への理解と心身の健康を目指し、一泊二日のテンプルステイが開催されています。テンプルステイは朝夕の礼仏ができる方ならどなたでも参加でき、外国人用の体験プログラムもあります。詳しくは月精寺ホームページをご参照ください。　　　　　　　　（http://www.woljeongsa.org 韓国語)

月精寺境内

テンプルステイ
テンプルステイは月精寺ホームページ（韓国語）上で申し込みを受け付けています。一泊二日の日程で行われ、平日、週末によって料金は異なります。			また外国人専用のプログラムも用意されていますので、ホームページをご参照ください。

♣ 観光地詳細情報

観 光 地 名    :  　月精寺　／　월정사    【 観光地 情報 】     住        所  江原道(カンウォンド）平昌郡（ピョンチャングン）珍富面（ジンブミョン）東山里63   (ハングル)  강원 평창군 진부면 동산리 63   観 覧 時 間  日の出から日の入りまで   入場料  大人3000ウォン　中高生1500ウォン　小学生500ウォン   お問い合わせ先  033-339-6690   現地 アクセス  東ソウルバスターミナル から珍富（ジンブ）行きバスに乗り、珍富バスターミナルで下車。珍富バスターミナルから  月精寺行きバス（1時間間隔）に乗車し、月精寺前下車（約15分）        ♣ 注 意 事 項   • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。   • 最終更新日 : 2015.10.09