船橋荘は伝統家屋だけではなく、生活用品や美術品など多くの朝鮮時代後期の遺物を所有し、重要民俗資料にも指定されています。また朝鮮時代末期に当時の強国ロシアから送られたというテラスが設置された悦話堂もあり、300年という時代の長さを感じさせてくれます。このように朝鮮時代の建築様式を残した船橋荘は、2006年に韓国で放送された「黄真伊(ファンジニ)」の撮影地として使用され、日本でも知られるようになりました。その後同じく日本でも話題になったドラマ「宮 -Love in Palace-」や韓国映画「食客」のロケ地にもなり多くの人が船橋荘を訪れるようになりました。船橋荘は現在も李家の子孫の方々が生活していますので、開放された区域以外の立ち入りは厳しく制限されていますので訪問の際はご注意ください。