鳳亭寺(ボンジョンサ)【慶尚道お寺情報・ハナビツアー】 (1)

歴史が息づく街.安東に位置する新羅時代に創建された歴史深い古刹
		鳳停寺（ボンジョンサ）は古代国家新羅の文武王時代の672年から続く古刹で、統一新羅時代の名僧.義湘(ウィサン）、あるいは義湘の弟子であった能人（ヌイン）によって創建されたと伝えられています。創建以後の記録は朝鮮戦争の際に全て消失してしまったため細かな詳細は不明のままですが、一説によりますと修行を終えた能人が紙で鳳凰を折って飛ばしたところ、風に乗ってこの地で降り立ったことから後にこの地に寺を建て鳳停寺と名づけたと伝えられています。鳳停寺は安東市内から車で約30分ほどの位置にあり、山の深い緑に包まれた静かで趣のある寺院で、現在でも多くの僧侶が鳳停寺で修行を行っています。
一柱門	無量海會


安東市内からバスに乗り、鳳停寺バス停から15分ほど参道を登り、石段を上がると鳳停寺の境内が見えてきます。境内には高麗時代に建てられたとされる極楽殿（国宝）、朝鮮時代初期建造の大雄殿（国宝）、高麗時代の三層石塔など見どころが揃っています。特に極楽殿（クッラッジョン）は、1970年代に行われた修復作業の際に発券された上梁文により12世紀ごろ建築されたものであることが分かり韓国国内で最も古い木造建築物であると考えられています。新羅時代の趣ある建築様式を見ることができ極楽殿の内部には阿弥陀仏が奉られています。同じく国宝に指定されている大雄殿も朝鮮時代初期に建てられた古い木造建築で、こちらは外見も創建当時の優雅さを保った趣のあるものとなっています。高麗時代には王も参拝に訪れたという由緒ある寺刹で心休まる時間をお過ごしください。
	極楽殿（国宝第15号）	三層石塔

大雄殿（テウンジョン）

霊山庵（ヨンサンアム）

霊山庵は鳳停寺から100メートルほど東に離れた場所に位置する付属庵で庭を囲むように５つの建物が配置されています。				一見閉鎖的に見えますが、建物の一つ雨花楼（ウファル）の一部が壁を取り払った構造となっており開放感があります。

知照庵（ジジョアム）

霊山庵と同様に鳳停寺の付属庵の一つ。

♣ 観光地詳細情報

    観光地名    :  　鳳停寺／ 봉정사

【観光地情報】

住        所

慶尚北道(キョンサンプット)　安東(アンドン)市　西後面(ソフミョン)　台庄里(テジャンリ) 690

(ハングル)
경상북도 안동시 서후면 태장리 690

休館日
年中無休

観覧時間夏期：06:00~19：30
冬期：06:00~18：30

  入場料
25歳以上2000ウォン　13~24歳1300ウォン　7~12歳600ウォン

お問い合わせ先
054-690-4181

現地アクセス江南セントラルシティから安東（アンドン）行きバス乗車。安東市外バスターミナルから200~300メートルほど離れた
安東小学校前バス停より51番バス乗車（運行間隔：1~2時間）、鳳停寺前下車。
又は安東市外バスターミナルよりタクシー利用（約20分所要）

　　


    ♣ 注意事項

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2013.10.27