本格的な宮廷文化が披露される韓国を代表するお祭り
「2015宮中文化祝典」が2015年5月2日（土）から5月10日（日）の9日間、
ソウルの4大宮廷や宗廟、光化門広場一帯で開催されます。

祝典は各宮廷の特性を活かした各種テーマに沿って執り行われます。
景福宮では、「宮廷儀礼に出会う」をテーマに宮中護衛軍による
査閲儀式「畳鐘」や守門将交代儀式などが行われる他、
ドラマ「チャングムの誓い」の舞台として一躍有名になり、
今年、100年ぶりに以前の姿を取り戻した景福宮の台所「焼厨房」が一般公開されます。

昌徳宮と後苑では、「宮廷の自然に出会う」をテーマに
韓国庭園の美がそのまま残る自然の美しい場所で、
公演やパフォーマンスイベントが行われます。

また昌慶宮では「宮廷の日常に出会う」をテーマに影絵紙芝居や
「春塘池（チュンダンジ）」に纏わる記憶の破片を光と影と音で表現する
「春塘池、音の風景」など、各種イベントが実施されます。

さらに徳寿宮では「宮廷の遊戯に出会う」をテーマに「徳寿宮風流」や
高宗皇帝（1852～1919年）が好んだとされる加比茶（コーヒー）の
試飲ができる「大韓帝国と加比茶」イベントが行われます。

宗廟では、「王室、祭礼に出会う」をテーマに宗廟祭礼楽夜間公演が執り行われます。

今回のイベントのメイン舞台となる景福宮興礼門広場では、祝典期間中、
光化門や周辺の石垣に照明デザインを使ったイルミネーションで映像を
映し出す光化門メディアファサードが毎晩上映されます。


◆2015宮中文化祝典

・ 場所：ソウル特別市 景福宮、昌徳宮と後苑、昌慶宮、徳寿宮、宗廟、光化門広場一帯
・ 日時：2015年5月2日（土）～5月10日（日）