東京とソウルをつなぐ日韓両国交流の象徴となる
金浦－羽田航空路線の運航が6月29日再開された。
コロナ19の余波で運航が中断されてから2年3ヶ月ぶりとなる。

この日アシアナ航空OZ1085便と大韓航空KE707便は
それぞれ午前8時40分と午前9時に乗客50～60人余りを乗せて
金浦空港を出発、羽田空港へと向かった。

大韓航空とアシアナ航空はこの日を皮切りに水・土曜日それぞれ週2回
金浦ー羽田路線を運航し、日本航空と全日本空輸もそれぞれ週2回ずつ運航する。

金浦ー羽田路線運航が再開され、この日から
金浦空港国際線ターミナルや免税店など内部施設もまた運営を開始した。
金浦空港国際線ターミナルは無着陸観光飛行などで
例外的に乗客を受けたこともあったが、コロナ19の余波で2年以上
事実上「シャットダウン」状態だった。

金浦空港と日本を行き来するフライトは今回の金浦ー羽田路線再開をはじめ、
日本国内の他の空港にも拡大すると見込まれる。
コロナ19以前の金浦空港国際線ターミナルでは、東京(羽田)・大阪、
中国北京・上海(ホンチャオ)、台湾台北(松山)など5路線が運営されていた。

先立ってユン・ソクヨル大統領が去る4月、日本に派遣した韓日政策協議代表団が
日本側に金浦ー羽田路線の運航再開を提案したのに続き、
ユン大統領が去る5月、日韓議員連盟所属議員など日本側訪問団との
面談で運行再開の意思を表明し、本格的な議論がなされた。

韓国の国土部と外交部は日本の国土交通省・外務省と協議を進め、
6月21日、両国航空当局間のテレビ会議を通じて運航再開に合意した。