韓国政府は、1月1日から「デジタルノマド」ビザ(査証)制度を導入すると発表した。 このビザは、本国とリモートワークをする外国人に最長2年間、 韓国に滞在する許可を与えるもの。 韓国法務省は、ワーケーション(働きながら過ごす休暇)の人気の高まりに触れながら 「外国人の韓国でのリモートワークや休暇を円滑にするため、 新たにデジタルノマドビザを発給することを決定した」と説明。 「これまで、外国人が韓国でワーケーションをするには、観光ビザを申請するか、 ビザなしで許される90日以内の滞在にとどめる必要があった。 今回の新制度は、海外企業の従業員や雇用主に、 より長期間にわたって韓国での旅行やリモートワークを許可するもの」だと述べた。 申請は各国の韓国大使館で受け付ける。申請者は年収が8496万ウォン以上であることを 証明する必要がある。これは、韓国の1人当たりの国民総所得である4248万ウォンの2倍に相当する。 また、雇用形態や犯罪歴、民間医療保険への加入を証明する書類も求められる。 申請者は18歳以上で、同じ業種で最低1年間の職務経験が必要とされる。 同ビザを取得すると、配偶者と18歳未満の扶養家族を同伴することができる。 このビザは試験的に導入され、韓国政府は後にこれを 恒久的な制度にするかどうかを検討する計画だ。
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