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韓国の伝統が息づく街、仁寺洞(インサドン)
仁寺洞(インサドン)は、韓国の首都ソウルの鍾路区にある地域。仁寺洞キルという通り沿いに多数の骨董品店・古美術店・陶磁器店・ギャラリー・喫茶店・伝統工芸品店・土産物店などが並ぶ、ソウルを代表する文化の街として知られています。1988年のソウルオリンピック以降は観光地化が進んでおり、外国から古美術買い付け目的の人だけでなく多くの一般観光客が訪れています。仁寺洞一帯に残る韓屋を使って伝統茶を出す喫茶店やカフェ・レストランが開店し、現代美術やデザインを扱うギャラリーなどもあちこちにあります。
そして裏の路地に入ると、昔ながらの伝統家屋を利用したレストランもあり、いつも多くの人たちで賑わっています。
 
仁寺洞の骨董品街の範囲は、地下鉄3号線の安国駅近くの安国洞ロータリーからタプコル公園に至る一帯です。メイン・ストリートの仁寺洞キルからは無数の路地が伸びていますが、路地沿いには昔からの韓屋や塀が続いており、こういった場所にまで多くの店があります。仁寺洞の骨董品店で売られているものは高麗や李朝の陶磁器、古い木製の書棚や箱などの家具、古書、書画などの類が多くあります。1万ウォン前後の安価なものから1億ウォンは下らない高価なものまで価格の幅は広く、ソウルの骨董品店の多くがここに集中し、韓国国内の他の骨董品街と比べて高価なものが売られています。
 
サムジキル
サムジキルはインサドンのメインストリートの中間地点にあるショッピングセンター。地下1階は若い人向けの可愛い現代的な商品を扱っているフロア。フロア奥には全州ビビンバなどが有名な韓国レストラン「古宮」があります。1階には伝統陶磁器やアクセサリー、伝統工芸品、韓紙を扱ったお店が並んでおり、広場からウィンドショッピングも楽しめます。 2階は伝統陶磁器、古美術、ガラス工芸、伝統茶のカフェなど、3階は金属工芸、螺鈿漆器、民画、韓服等を扱ったフロア。そして最上階には伝統韓食レストラン「オモッテ」、屋上ガーデン、ギャラリーがあるフロアになります。一つ一つのお店も個性が溢れているし、階段の踊り場など普段は気にもとめない空間にさり気なくアート作品が飾ってあります。
仁寺洞の街並み
仁寺洞 (インサドン)エリア