ソウルのベッドタウン、果川（クァチョン）と安養（アニャン）
安養という名称は高麗の太祖王建によって創建された安養寺から由来しています。新羅の孝恭王4年(900)に弓裔の後裔である王建が衿州(始興)と果州(果川)などの地域を訪れるために三聖山を通りかかりました。この時、山頂の雲が 5 つの光で彩られたの見て不思議に思い使いを送り調べさせたら、雲の下で能正という年老いた僧に会って詳しい話を聞いて見ると王建の志と同じだったので、この地に安養寺を創建するようになったと言います。この安養寺によって安養という名称が誕生しました。朝鮮時代に正祖大王が父である思悼世子の陵幸のために仮設した萬安橋の「安」と共に、「養」は後世の人々に人倫の根本である孝の意味を生かすために使われたものと見られます。


		果川の見所はなんと言ってもソウル大公園です。広大な姿をみせる清渓山の麓、272万坪の敷地に作られたソウル大公園は、草原を駆けまわる動物たち、そして、広々とした高く空に伸びるたくさんの椰子の木が繰り広げる自然の営みを、肌で実感できるところです。清渓山の北西側、谷間に広がる湖を中心として、右側には動物園と植物園、左側にはソウルランド、そして、その中間、湖の近くには、ITワールド、国立現代美術館、青少年修練場などが設けられています。地下鉄4号線の「大公園」駅を降りてすぐ。ソウルからのアクセスもたいへん便利で、家族連れやカップル、若者たちの憩いの場になっています。

果川ソウル大公園

ソウル市の南部にある京畿道（キョンギド）果川（クァチョン）市にあるソウル大公園。ここは、韓国を代表する動物園のほか、植物園、遊園地のソウルランド、現代アートを集めた国立現代美術館などがある文化公園エリアです。			動物園内にはそれぞれの地域に分かれて動物が自然に近い飼育所で展示されており、また北朝鮮から贈られた動物を展示しているコーナーもあります。園内ではオットセイやアザラシなど海洋動物も飼育されていて、イルカショーも行われています。その他昆虫館や植物園も見どころの一つです。

果川競馬場

１９８３年２月にオープンした果川ソウル競馬場は、約３５万坪の敷地に日本の競馬場とよく似た施設を取り揃えています。果川ソウル競馬場はソウル郊外の丘陵にあり、景観が美しい競馬場です。果川ソウル競馬場はソウルの南側の郊外にあり、ソウル駅からは地下鉄で乗り換えなしで簡単に行くことができます。			競馬公園は家族連れでも楽しめるように工夫され、競馬場の外には子供達が体験乗馬（競馬が行われる日のみ）を楽しめる公園や休憩所、プレイグラウンドも設置されています。またバラ園や草花の庭園など散歩にちょうどいい施設が整っています。暖かい晴れた日には芝生の上にレジャーシートを広げてピクニックを楽しむ人々も多く訪れます。

果川 (カチョン）・安養（アニャン）エリア