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新羅の古都、慶州
慶州は、紀元前57年~935年に亘り栄えた千年の歴史を持つ古代国家新羅(シンラ)王朝の都としての歴史の街です。日本の奈良や京都にあたる古都で、街の到る所に世界遺産に相応しい新羅文明の遺跡、遺構が散在しています。この地域には歴代の王陵と古墳群、東洋最古の天文台の瞻星台、郊外には有名な仏国寺と石窟庵が残っています。2000年にはこの地域一帯が「慶州歴史地域」としてユネスコの世界遺産に登録され、国内外から観光客が多く訪れる韓国を代表する観光地となっています。大型リゾートとして開発された普門湖畔は桜の名所でもあり、散策やジョギングを楽しむ人に人気があります。毎年春にはマラソン大会も行われます。

 
慶州 市内に入ると、他の都市では見られない大きな陵墓が目に付きます。徒歩で半月城、大陵苑、雁鴨池、鶏林、瞻星台、国立慶州博物館、路東洞、路西洞の古墳公園などを探訪でき、市内全体が文化遺跡の宝庫です。 大陵苑は新羅千年の霊魂を秘めた古墳23基が散在する古墳公園です。特に天馬塚はその構造と出土遺物が直接拝観できるように内部が公開されていて、当時の新羅人の優れた文化的水準が窺えます。国立慶州博物館は新羅文化を展示している所で、遺物10万点余りを保有し、その中で2,500点余りが常時展示されています。その中でも、「エミレ-の鐘」と呼ばれる聖徳大王の神鐘は、世界 で一番優秀な梵鐘であると言われています。  
石窟庵
石窟は、花崗岩を組み合わせて作られていて、内部構造は入口から前室、扉道、主室の3つに分かれています。仏教美術史上最高傑作とされる本尊である如来坐像は高さ3,4mで額にはガラスが埋め込まれ、太陽の光が石窟内に差し込むと額のガラスが光る構造になっています。 主室には釈迦如来坐像と共に菩薩像と十大弟子像が安置されてあり、前室には仁王像と四天王像などが彫刻されている。1995年、仏国寺とともにユネスコの世界文化遺産に登録。また韓国の国宝第24号として指定されています。
天馬塚 瞻星台 (天文台)
天馬塚という名前はこの古墳から天馬を描いた白樺の皮で作られてた馬の泥よけが出土したことに由来。天馬図と呼ばれるこの泥よけはには翼の生えた白馬が空を翔ける姿が描かれているこの天馬塚からはそのほかにも金冠や耳飾、指輪、太刀、馬具など1万1500点余りが発掘されました。 新羅時代の7世紀に立てられた東洋最古の天文台である瞻星台(チョムソンデ)。陰暦の一年を表す365個半の石で組み立てられており更に四角い窓で上下12段に分かれておりこれは一年の12ヶ月、24節気を表しており科学的に計算された造りになっています。1962年に国宝に指定されました。
国立慶州博物館
慶州は紀元前からほぼ1000年の歴史を持つ新羅の首都.金城(クムソン)として発展したが9世紀末から国力が衰えはじめ、後に高麗に帰順して新羅が滅ぶとともに慶州も廃れていきました。しばらくは忘れ去られていましたが、その後韓国政府によって遺跡など整備されていき、歴史観光都市として生まれ変わりました。数多い遺跡が残っているところから「屋根のない博物館」と呼ばれる慶州にあるのが国立慶州博物館。 2万余坪の敷地に約10万点の文化財を所蔵し、そのうちの約2500点を一般に公開し、先史時代から朝鮮時代までの韓国の歴史がひと目でわかるようになっている。特に新羅時代の遺物が数多く展示され、国宝である6世紀頃の金冠などが展示されている。また屋外には慶州各地から発掘された石塔など遺物が展示され、聖徳大王神鐘(エミレ鐘)もここで見学することができます。
慶州市役所 慶州バスターミナル 慶州駅 慶州桜並木
慶州 (キョンジュ)エリア