馬耳山（マイサン）塔寺【全羅道お寺情報・ハナビツアー】

１人の僧が平和を祈願しながら積み上げた石の塔寺
		名峰が連なる全羅道（チョンラド）には山の形があたかも馬の耳のように見えるところから付けられた馬耳山(マイサン)という不思議な山があります。馬耳山は東側の雌馬耳山と西側の雄馬耳山の二つの峰からなり韓国では霊山として知られ、この二つの山の間に挟まれるような格好で馬耳山塔寺（マイサンタプサ）があります。馬耳山塔寺は小さな石を一つ一つ積み上げて作られた石塔を伽藍配置した塔寺で、李氏朝鮮時代に李甲童（イ・カプドン）という僧が１０年以上に亘り平和を祈願しながら１08基の石塔を作り、陰陽五行に従い配列していきました。そのころからこの地は「塔寺」と呼ばれるようになり、現在ではその内８０基が残っています。


石を積み上げただけのこれらの石の塔は馬耳山にどんな強風が吹いても倒れることなく、それは馬耳山に存在する強力な「気」のお陰と信じられ、それ故馬耳山が霊山と呼ばれる所以となっています。石の塔は高さ一メートル弱のこぶりなものから、高さ１５メートル、幅20メートル以上に及ぶ高さの塔もあり、それらの塔が80基も並ぶ姿は馬耳山の自然美と調和して畏敬の念を抱かせるものとなっており、人々の信仰の対象となっています。また馬耳山のもう一つの神秘的な現象として逆ツララがあげられます。周囲が凍りつく冬に、清らかな水を椀に注ぎ祈祷を行うと、椀に入れた水から空に向かって氷の柱が伸びていくとされます。このように馬耳山はその姿のユニークさと相反した神秘的で霊力の満ちた地とされています。

馬耳山塔寺の境内

馬耳山

馬耳山は鎮安（ジンアン）から南西３キロほど離れた場所にあるそれぞれ一枚岩からなる双耳峰。東側の鋭く直立した耳が雄馬耳山で高さは６７８メートル。			少し垂れたような耳が雌馬耳山で高さは６８５メートルとなっています。この一帯は豊かな自然に恵まれ、１９７９年に道立公園に指定されました。

♣観光地情報データ

    観光地名    :   馬耳山塔寺(マイサンタッサ) ／ 마이산 탑사

【観光地情報】

住        所

全羅北道（ジョラプッド）鎮安郡(ジンアングン) 馬霊面(マリョンミョン) 東村里(トンチョンリ) 8番地

(ハングル)

전북 진안군 마령면 동촌리 8 마이산탑사

休館日
年中無休

入場料 19才以上 : 2,000ウォン、13才～18才: 1,500ウォン、6才～12才 : 900ウォン

観覧時間
9:00~18:00　※11月~2月は9:00～17:00

お問い合わせ先
063-433-0012

ホームページ

http://www.maisantapsa.co.kr   (韓国語)　

現地アクセス鎮安バスターミナルから30分毎に馬耳山行きバス運行、約10分。馬耳山入口から塔寺までは約４０分。



    ♣ 注意事項

• 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2015.10.31

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