海女（ヘニョ) 博物館【済州島観光スポット・ハナビツアー】

		海女博物館海女（ヘニョ）は特別な装備を必要とせず水中に潜りサザエやアワビ、ワカメ等を採集する女性達を指します。済州地域の海女が漁に使うのは水中眼鏡と海面で身を寄せる浮き球、採取したものを入れる網と鎌などの道具のみ。このような漁をする海女は済州島から全国に渡り、更には日本やロシアなどにも渡りました。この独特の漁業文化である海女の姿と、その文化を伝え受け継ごうと済州海女抗日運動記念公園の敷地に海女博物館が建てられました。第1展示室には「海女の生」というテーマで、海女の生活や衣食住に関する展示品を見学できます。


第2展示室では水中眼鏡などの作業道具や海に入る時に着る潜水服などと共に、抗日運動に参加したときの各種記録や勲章など、海女に係わる歴史資料も一緒に展示されています。第3展示室には海をテーマにした漁業文化に関する展示となっています。伝統的な網や道具、船舶、塩田などの模型図なども展示され、韓国の漁業文化の歴史と変遷を見ることが出来ます。3階には展望休憩室があり、野外には彫刻品が展示された公園、1階ロビーには海女をモチーフにしたグッズを扱う記念品ショップなどがあります。

済州島に昔から伝わる海女の文化を伝える博物館



現在済州島だけでも５０００人の海女が漁に出ているとされています。女性が海に潜ってアワビや貝などを採る海女漁は世界的にも珍しい文化として知られ、日韓の海女達が連携して海女を世界無形遺産に登録しようとする動きが始まりました。				特に１０００人を越す海女がいる鳥羽、志摩地方の海女達と済州島の海女達の交流を通じて、世界無形遺産の登録を目指しています。

日韓の海女達の交流を通じて世界無形遺産への登録を目指す



館内の展示物の中には日本の植民地時代に海女達も抗日運動に立ち上がった当時の遺物も残されています。また同時に日本から寄贈された志摩地方の海女達の装備も展示されています。			済州から始まった海女という文化を通じて日韓の交流が始まり、またいつまでも海女達が潜れる綺麗な海を残していきたいと思わせる博物館といえます。

♣観光地情報データ 　　

    観光地名    :   海女博物館（ヘニョバクムルガン）   ／ 해녀 박물관　　　　　

【観光地情報】

住        所

済州特別自治道済州市舊左邑海女博物館キル 26

(ハングル)

제주특별자치도 제주시 구좌읍 해녀박물관길 26

休館日
1月1日・韓国旧正月・秋夕・毎月第1,第3月曜日

入場料 25才以上：1.100ウォン　13~24才：500ウォン

観覧時間
09:00~18:00(入場は17時まで)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

お問い合わせ先
064)782-9898

ホームページ

http://www.haenyeo.go.kr/ (韓国語)

現地アクセス済州国際空港より車で約1時間



    ♣ 注意事項

  • 入場券販売は観覧時間終了1時間前まで販売してます。

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2015.03.01

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