済州城邑(ソンウプ)民俗村【済州島観光スポット・ハナビツアー】

済州城邑民俗村（ソンウプミンソクチョン）
		済州島の漢拏山（ハルラサン）の麓にある城邑民俗村(ソヌプミンソクマウル)は、済州島の伝統が息づく民俗村です。多くの文化遺産がある地区で、昔ながらの村の姿が維持されている点で民俗村として指定・保護されてきました。ここには民家、郷校、昔の官公署、トルハルバン（石のおじいさん）、臼、城址、碑などの有形文化遺産と民謡、伝統遊び、郷土料理、民間工芸、方言などの無形文化遺産が今も受け継がれています。


城邑民俗村を散策するとまるで昔にタイムトリップをしているような気分になります。城邑民俗村では、無造作に積み重ねられた風避けの石垣（黒い溶岩石）、風が家中に直接吹き込むのを防ぐために曲がりくねっている狭い路地、済州の代表的な風物になっているトルハルバン（石のおじいさん）を見ることができます。家屋の造りや物の配置が、よく見ると韓国本土のものと少しずつ違い、風の強い済州島の風土に合わせて作られていることが分かります。こんなところにも済州島を知る楽しさが隠されています。

済州島の歴史に興味のある人なら見逃せない民俗村



城邑民俗村は現在も実際に人々が生活しているという本当の意味での民俗村。重要民俗資料１８８号に指定されており家の改築や修理などにもすべて国の許可が必要という程。民家の石垣は済州島の強い風が家の中に入り込まないように石を巧みに組み合わせ強固につくられています。				済州島の民家は通気性のよい板の間が基本。これは温暖多湿な済州島の気候に合わせたためで、オンドルなどの暖房施設がないなど本土の民家とは違った造りをしています。

済州島を表す言葉「三多三無」



済州島には「三多三無」という言葉があり「三多」とは「石と風と女性が多い」という意味。なぜ女性が多いかというと、男達が海に漁に出てそのまま遭難して戻ってこなかったなど当時済州島の男性の死亡率が高かったことから由来します。「三無」は「泥棒と乞食と（泥棒よけの）大きな門がない」という意味。石だらけの自然環境が厳しい済州島では昔から隣人との協同精神が発達しておりそのため泥棒も乞食もいない、だから大きな門も必要ないという話からきています。実際民俗村の民家の前には門はなく代わりに３本の棒が横に並んで通されています。				これは片側が全部はずしてある場合は「在宅中。おはいりください」、１本通してあれば「外出中、すぐ戻ります」、２本なら「半日いません」、３本は「しばらく留守にします」という意味だそうで、訪問客がひと目で在宅の有無を知ることができるという済州島ならではの風習。このように邑民俗村では済州島の伝統文化を肌で感じることができます。

♣観光地情報データ 　

    観光地名    :   済州城邑民俗村（ソンウプミンソクチョン）／ 성읍 민속촌

【観光地情報】

住        所

済州道（チェジュド）西帰浦市（ソギッポシ）表善面（ピョソンミョン）城邑里（ソンウプリ）

(ハングル)
제주도 서귀포시 표선면 성읍리

休館日
年中無休

入場料無料

観覧時間
24時間観覧可

お問い合わせ先
064）787-4501

ホームページ

http://www.jejufolk.com （日本語あり）

現地アクセス済州空港からタクシーで所要時間約50分所要



    ♣ 注意事項

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2015.08.17