晋州城(チンジュソン) 【慶尚道観光スポット・ハナビツアー】

晋州城 (チンジュソン)
慶尚南道晋州（チンジュ）にある晋州城 (チンジュソン) は文禄の役と関係の深い場所。この城は三国時代には居列城 (コヨルソン) 、高麗時代には矗石城 (チョクソクソン) と呼ばれ、李氏朝鮮時代に入り晋州城と改称されました。高麗時代の1379年に、倭寇の侵略に対応するため、晋州牧使（地方長官）に命じて、石垣造りにさせたという記録があり,この時、義正門（ウィジョンムン西側）、知済門（チジェムン北側）、礼化門 (イェファムン南側）が作られました。高麗末期に倭寇の攻撃を防御するための砦に築き直したこの城は、朝鮮時代の1592年に勃発した文禄の役の際、全羅南道地方に進出しようとする豊臣軍を防ぐ関門となり、激しい戦いが繰り広げられました。


		加藤清正軍の攻撃で城内では何万人もの犠牲者がでたとされています。城門をくぐると矗石楼という大きな楼閣を見ることができます。ここでは戦勝の酒宴が行われた場所で、この楼閣の裏に南江に下りていける石の階段があり、その下には有名な義岩があります。南江にせり出したその岩に日本の武将をおびき出した論介という一人の妃生が武将を道連れに身投げしたという言い伝えが残り、近くにはこの妃生を奉った祠もあります。また毎年５月には論介祭も催され晋州市のキャラクターにもなっています。その他、城内にはいくつかの楼閣や祠、国立晋州博物館、公演会場などがあり、現在では晋州市民の憩いの場となっています。

文禄慶長の役の激戦地、晋州城

南江を臨む晋州城



南江を臨む城内には国立晋州博物館、晋州城壬辰大捷癸巳殉義壇、彰烈祠、護国寺などがありまた砲台や石碑、日本軍と戦って戦死した金時敏（キムシミン）将軍の銅像などがある。金時敏の果敢な戦いぶりは日本軍からも高く評価され後に歌舞伎のモデルにもなりました。				城内の国立晋州博物館は文禄・慶長の役をテーマにした専門博物館。城内の攻防戦を再現した模型などが展示されています。

♣観光地情報データ 　　　　　　　　　　

    観光地名    :   晋州城（ジンジュソン）／ 진주성 　　　　　　

   【観光地情報】

住        所

慶尚南道（ギョンサンナムド）晋州市（ジンジュシ）ナムソン洞 169番地

(ハングル)
경상남도 진주시 남성동 169번지

休館日
年中無休

入場料大人2000ウォン,中高生1000ウォン,小学生600ウォン

観覧時間
09:00～18:00

お問い合わせ先
055）749 - 2485

ホームページ
http://www.jinju.go.kr (韓、英、日、中)

現地アクセス市外バスターミナルからタクシーで約5分所要。



    ♣ 注意事項

  • 入場券販売は観覧時間終了1時間前まで。

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2015.10.17

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