屏山書院(ビョンサンソウォン)【慶尚道観光スポット・ハナビツアー】

屏風のように山々に囲まれた韓国で最も美しいとされる朝鮮時代に建てられた書院
		屏山書院（ビョンサンソウォン）は1572年に朝鮮5大宰相の一人で学問を重んじた柳成龍（リュ・ソンリョン）が、高麗時代に安東に存在した豊岳書堂（プンアクソダン）を現在の位置に移し屏山書堂としたのが始まりで、柳成龍の死後、故人の学問に対する考えや人柄を慕う学者や教え子たちの手によって祠が建てられ1614年に屏山書院と改称されました。その後地方教育機関として多くの学生が屏山書院で学び、多くの優秀な学者を輩出しました。1868年に興宣大院君（26代国王.高宗の父）が行った書院撤廃令の際にも全国47の書院と共に保護され日本統治時代にも補修作業が行われるなど現在まで手厚く保護されてきました。


屛山書院は、安東の陶山書院、大邱の道東書院、栄州市の紹修書院、慶州の玉山書院と共に朝鮮5大書院の一つとなっています。屏山書院は朝鮮時代中期の書院が最も盛んに建てられていた時代に建築され、当時の伝統建築様式を色濃く残しています。書院は「前学後廟」とされる前方に学問を学ぶ空間、後方に祠を配置する伝統的な構成をしています。書院は屏風を広げたような山の稜線が美しい屏山と山の手前に流れる洛東江（ナットンガン）の風光明媚な景観に囲まれ、朝鮮5大書院の中でも最も美しいとされています。2010年に放送され高視聴率を得た時代ドラマ「チュノ~推奴~」の撮影地として使用され、観光地として再び注目を集めています。
	復禮門

晩対楼（マンデル）

周囲の風景を一望できる高床式の木造の建物で、建築の際に釘を一切使用しない特殊な建築技法で建てられています。				晩対楼は書院の行事で学生が一堂に集まる際にも使用され、書院で最も美しい建築物とされています。

立教堂				尊徳祠

立教堂は教育機関であった書院の中心ともいえる学問の場で、書院の中央に位置しています。				書院の最も上部に位置する柳成龍の位牌が奉られた祠。

東齋,西齋			藏板閣

立教堂と晩對樓の間にある庭を挟み東西に位置する学生達の生活の場であった建物。東齋には年長の学生が、西齋には若い学生が生活していました。			書籍や本の印刷に使用する冊版を保管する建物で、書院で火災が発生した際に消失を免れるよう他の建物とは離れて建てられています。

厠			光影池

学者や学生達は屋根のついた厠を、下働きの使用人達は敷地の外にある屋根のない厠を使用しました。			地を表す四角い池に天を表す円形の島を配置した韓国伝統の「天円地方」で構成された池。

♣ 観光地詳細情報

    観光地名    :  　屏山書院／ 병산서원

【観光地情報】

住        所

慶尚北道（キョンサンプット）安東市（アンドンシ）豊川面（プンチョンミョン）屏山里（ピョンサンリ）30

(ハングル)
경상북도 안동시 풍천면 병산리 30

休館日
年中無休

観覧時間 09:00~18:30

  入場料
無料

お問い合わせ先
054-853-2172

現地アクセス江南セントラルシティから安東（アンドン）行きバス乗車。安東市外バスターミナル向かいのバス停から
46番バス乗車（運行間隔：1日2回）、屏山書院前下車。
又は安東市外バスターミナルよりタクシー利用（約45分所要）

46番バス情報安東市外バスターミナル向かいのバス停留所発屏山書院行き
10:30   14:40
屏山書院発安東行き
11:40   16:00
※ 所要時間約60分、時間は予告なく変更になる場合がございます。
　屏山書院行きのバスは屏山書院で10分~20分ほど停車した後、安東市内へ戻ります。書院から市内へ戻るバスに
　乗り遅れた場合は5キロほど離れた河回村（ハフェマウル）まで移動し、安東市内に戻るバスに乗車しなければ
　なりませんのでご注意ください。

　　


    ♣ 注意事項

  • 現地の事情により予告なしに変更される場合もございます。あらかじめご了承ください。

• 最終更新日 : 2015.10.09

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